孤独死と孤立死


孤独死と孤立死の現状について

孤独死とは、誰にも看取られずに独りでなくなることを言います。孤立死とは、社会的なつながりがなく、誰からも見捨てられた状態で亡くなることを言います。

 一般社団法人日本少額短期保険協会の孤独死対策委員会が発表した「第7回現状レポート」によると、65歳未満の割合は男性で49.2%、女性で49.8%、平均で49.4%と半数が65歳未満の孤独死となっています。また、年齢別構成比を見ると、特に50代~70代の高齢者が最も多いことがわかります。

 単身赴任者の孤独死、孤立死の実態は、正確な統計ではありませんが、一般社団法人日本少額短期保険協会の調査によると、2021年の孤独死の発生件数は、2019年に比べて約1.5倍に増加したという報告があります。  

 予防策としては、①定期的に体調をチェックし、健康的な生活を心がける②社会活動に参加する③SNS等でコミュニケーションする④安否確認サービスに申し込む⑤見守り支援システムを導入する⑥老人ホームや介護施設に入居するなどの対策があります。